「撮影スタジオ」のことを知っていますか?

撮影スタジオとは

「撮影スタジオ」という言葉は、国語辞書や百科事典には採用されていません。
それらには「撮影所(さつえいじょ)」という言葉は採用されており、
国語辞典では
「映画を撮影・制作するために必要な設備をもつ所。スタジオ」
と説明されていますし、
百科事典では
「一定の敷地内に設けられた映画製作のための専門施設」
と説明したうえで、
撮影所の歴史などが詳細に解説されています。
「撮影所」あくまでも映画を撮影・制作する場所のことを指すのですから、
一般的に「撮影スタジオ」と呼ばれている施設とは部分的にしか一致していないのです。
普段あまり意識しないで使っている「撮影スタジオ」という言葉は、
昔からスチル写真を専門に撮影してきた
「写真館(フォトスタジオ)」と映画・映像を撮影する
「撮影所(フィルムスタジオ)」を一括して表現する言葉として、
撮影スタジオという言葉に言い換えた造語なのかもしれません。

撮影スタジオを撮影目的によって分類すると、
もっぱら静止写真(スチル写真)の撮影用に使われる
「写真館スタジオ」と言われるものと、
映画・テレビ番組・ビデオ撮影用に使われる
「映像撮影スタジオ」もの2つに大別されます。
また、スタジオ施設の所有目的によって分類すると、
主として人物写真を撮影する目的で写真館が所有するものと、
レンタル会社が所有し有料で貸出す
「レンタルスタジオ」の2つが代表的です。
そのほかに企業が取扱商品の撮影・CM作りのために
所有している自社スタジオ、
写真家が自身の仕事のために所有しているスタジオ、
広告や雑誌の写真撮影を請け負う企業が所有しているスタジオなどもあります。

 

東京のフォトスタジオはこちら!studio ALBA

写真館スタジオ

このサイトでは、大別して2つある撮影スタジオのうち、
主にスチル写真(still picture, still photography:動きのない写真)
を撮影する写真館スタジオについて見ていきます。
写真館とは、撮影スタジオを備えており、
客からの注文に応じたその人の
スチル写真を撮影することを「業」にした店のことです。
現在はだれでも携帯電話の写真機能を使って
簡単に写真撮影ができますが、
かつてカメラの普及率が今よりもはるかに低かったころには、
写真は撮影施設のある町の写真館へ行き、
写真師に撮ってもらうのが一般的でした。
現在でもパスポートや運転免許証用写真、
成人式の写真や見合い写真など、
写真館スタジオが利用されることは少なくありません。
写真館スタジオには、
カメラや照明機材だけではなく衣装・小道具・背景などが用意されていますから、

撮影を希望する人は事前にどのような写真を撮影したいのかを連絡しておけば、
身一つで写真館を訪問して希望の写真を撮影してもらえます。
撮影に必要な費用は、
写真撮影料
(衣装・小道具・背景などの使用料を請求される場合がある)や
焼き増し代金です。
注意しなければならないのは、写真の著作権は写真館に属することです。
ネガなどを撮影依頼者が買い取ることは可能ですが、
高額の支払いが必要になるケースがあります。
写真館は専門の現像所が誕生するよりも古くから営業が行われていたため、
写真館にはスタジオだけではなく現像施設が併設されていました。
そのことで、写真師は現像技術を持っている必要がありましたが、
近年は写真館向け現像所などの出現で、
現像を行う写真館は減少傾向にありました。
しかし現在は、現像も行うという元の姿に戻っている写真館も増えています。

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